共感のキーポイントは【余白】

共感のキーポイントは【余白】

共感のキーポイントは【余白】

今回は「共感のキーポイントは【余白】」というテーマでお送ります。

共感のキーポイントは余白というテーマ自体がかなり余白がありますが、
それはさておき、話をしていきたいと思います。

音声版はこちら

冒頭

まず僕達作り手の話から入ると、大抵の創作物は
こうしたい、これを伝えたいという、確固たるものがありますが、
これを全て作品の中に入れてしまうと全く共感が生まれなくなってきます。

全くというのは言い過ぎかもしれませんが、あまりにも限定された人間だけになってしまいます。

僕を含めクリエイターで生計を立てている人間というのは、世間からすると恐らくかなり珍しい部類の人間です。
しかも僕の場合は会社勤めもしたことがありません。

完全な社会不適合者ですし、これを聴いたり見たりして僕を応援してくれる人の事も若干心配になってきます…。

…という冗談はさておき、
その人間が考えついたこと、思いついたこと、伝えたいことというのを
一つの作品に全て入れ込んでしまうとおそらくほとんどの人が共感できないものになってしまうと思います。

共感を得るための手法

そこで人からの共感を得るためにどうするかというと、
「多くの人の考え方を想像しながら作る」という手法があります。

この手法は僕自身もよく使っていて、
これを使えばある程度具体的な状況を提示しながら共感を得られるというメリットがあります。
どうしてもこのテーマの事を作りたい、みんなにも考えてほしい!という場合に有効です。

参考楽曲

そしてもう一つが、タイトルにもある余白を作るという手法です。
具体例を挙げると、

・状況や回答を完璧に提示しない
・想像しづらい描写を入れ込む
・これそれあれどれ などの代名詞などを使って内容をぼかす

等の方法があります。

これによって余白が生まれ多くの人が内容を想像して、
自分の状況に当てはめて考え、そこから共感に繋がります。

状況を固定しないことによって感情や動き方だけに表現を限定できて
色々な人に当てはまる作品が作れます。

最近のヒット曲を分析すると歌詞で余白を作って
共感を生むという手法をよく取っているなと思います。

歌詞で余白を作っている例

またこれによって考察する人が増えてるのでより一層熱量を持ったファンが増えていくという分析もできます。

僕自身も考察が好きなのでこの手法の曲は実は大好きだったりします。

考察する楽曲例

まとめ

さて、共感のキーポイントは余白というテーマでお送りしましたがいかがだったでしょうか。
この手法は実は Twitter 等の SNS でも使えたりしますので皆様も普段の生活に取り入れていくと面白いかもしれません。

ただし影響力がある人がSNS で余白を作りすぎてしまうと、深読みされすぎる、悪用されてしまう。
という可能性もゼロでありませんので、うまくバランスを見ながらお互いに頑張っていきましょう。