音楽配信サービスのTuneCoreとFrekulとCD Babyを使ってみた感想 LANDRも気になる 個人でも音楽配信が簡単に出来る時代
- 2017.09.01
- Blog
ざっくり
・TuneCoreがリリースや対応がもっとも早い
・配信費用がかからないFrekulは売れなくなってきた旧作にオススメ
・CD Babyは中間的な存在だが現状英語のみなので国内アーティストにはあまりオススメは出来ない
iTunesやSpotify等への音楽配信が個人単位でも出来る
音楽配信代行業者(ディストリビューター)の3社を使用した個人の感想を書いていきます。
各社比較
各所の概要をざっと比較していきます。
TuneCore
・還元率はアーティストに100%(ストアそれぞれの手数料を除く)
・年間手数料 シングル1410円(税別) アルバム4750円(税別)
・配信先が多く主要ダウンロードやストリーミングの他、ハイレゾ配信にも対応
・日本語対応
還元率はアーティストに100%というのがやはり大きいです。
また、最速で翌日にはiTunesに配信が開始出来るスピード感も凄い。
日本語で対応出来るのも嬉しいです。
詳細なレポート機能が充実していて、個人的には3社の中で一番使い心地がいいです。
Frekul
・配信費用0円 還元率は60%(ストアそれぞれの手数料を除く)
・メールマガジンサービスやSHOWROOMとの連携サービスがある
・TuneCoreと同じ配信先が利用出来る
・日本語対応
還元率は低いですが、登録や年間費用がかからないのが素晴らしいです。
TuneCoreと連携しているので配信先が同じです。(+でLumitにも)
また、TuneCoreとFrekulは海外向けと国内向けで曲名やアーティスト表記名をかえられるのもいいです。
CD Baby
・還元率91%(ストアそれぞれの手数料を除く)
・配信手数料 シングル$14.95 アルバム$49(最初のみこの金額支払えばその後は請求なし)
・英語のみ対応
一番最初に使っていた業者です。
昔はここくらいしか選択肢がなかったくらいに老舗です。
還元率91%と高めですし、配信手数料も安く最初にその費用を払えばその後はずっと配信されます。
素晴らしいサービスなのですが
英語のみの対応でハードルが高いのと、以前使っていた頃は
海外向けと国内向けで曲名やアーティスト表記名がかえられませんでした。
(そもそも海外の業者なので国内向けサービスは充実しているとは言いがたいです)
また、スペルを小文字で登録したのに勝手に頭の文字を大文字に変換される等の融通の利かなさが気になりました。
海外の業者なのでお金の振込みもPaypal経由のみが現実的な手段です。
サポートへの連絡も英語のみなので、英語が堪能な方はこちらをつかうのも選択肢かと思います。
まとめ
3社の特徴から、個人的なオススメの使い方としては
・配信手数料はかかるものの、還元率100%のTuneCoreをペイの見込みがある新作に使う
・売上が落ちてきた旧作を還元率は低いものの手数料がかからないFrekulを利用する
・国内向けサービスは二の次で海外向けの活動をしていきたい方はCD Babyを利用する
この使い方が現状ベストではないかと思いました。
その他の配信サービスもあるものの、複数アーティストが所属しているレーベル向けのものも多く
現状ではこの3社あたりが現実的な選択肢の上位に食い込むのではないかと思います。
他にもいい所があれば是非教えて下さい!笑
おまけ
最近LANDRも配信サービスを開始していて凄く良さそうなので気になっています。
LANDRはあなたの音楽をリリースする業界最新の方法です。LANDRから直接リリースができるようになりました | LANDR Blog https://t.co/mfWdYD7emq
— LANDR (ランダー) (@landrjapan) July 28, 2017
AIでの自動マスタリングをしている業者なのですが、配信サービスを開始してその内容も素晴らしいです。
文章を見る限りおそらく100%還元で配信手数料も安いです。
トラブル時のサポートが親切なのか、LANDRでのマスタリングサービスを利用していないと配信出来ないのか
という点がまだ個人的にわかっていないので、その点がクリアになれば利用してみたいです。
LANDR
※追記
後日LANDRの方も使ってみました!
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